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金スマで53万部超えのベストセラー本 医学博士 牧田善ニ先生著書の『医者が教える食事術 最高の教科書』について放送されていました。
今まで良かれと思ってやっていた事が実は逆だった事等が結構でてきて、とっても興味深かったのでまとめてみました。
そもそも正しい食事術とは何なのか。
それは、食べ順、食べ合わせ、栄養等、今常識とされている食や料理に関する知識を医学的に正しく見直した食事方法の事です。
Contents
『正しい食事術』良かれと思ってた食べ方が実は逆!驚いたランキング
美容や健康に興味がある20代から60代の主婦100人にアンケート調査をし、良いと思っていた事が実は逆で驚いた人が多かった順にランキングをしています。
7位 牛乳さえ飲めば骨が強くなるは間違い
牛乳はカルシウムが多いから骨が強くなると言われたりしますが、牛乳さえ飲めば骨が強くなる訳ではないそうです。
牛乳は子供の成長や、お年寄りの骨粗しょう症の予防に欠かせないというイメージですが、カルシウムだけとっても体には全く吸収されないそうです。
子供の頃、よく牛乳飲まされてたんですけどね〜(^_^;)
しかもカルシウムの吸収率は年齢と共に減少するそうで、女性は女性ホルモン減少の影響で骨粗しょう症になりやすいそうです。
そうならない為にも、カルシウムはビタミンDと一緒にとると、飛躍的に吸収率がアップして骨を丈夫にするそうです。
カルシウム+ビタミンDを手っ取り早くとれる食材は魚で、さんまやイワシ、しらす干し等にもビタミンDが豊富に含まれているそうです。
鮭の骨ごと入った水煮の缶詰ならカルシウムが1000mgも入っていて、牧田先生お勧めなんだそうです。
6位 体重を気にして1食抜くのは逆効果
食べ過ぎたのを気にして次の食事で調整したりする事ってよくありますよね。
それで、食べ過ぎたからと言って、食事を抜いてしまうと太りやすい体質になってしまうそうです。
私達の身体はブドウ糖を燃料にして動いています。その中でポイントとなるのがインスリンというホルモンの働きです。
ご飯やパン等糖質を多く含む食事を摂ると、血中のブドウ糖が増え血糖値が上がります。
すると血糖値を下げる為にインスリンが分泌されます。

“参照 金スマより”
インスリンはブドウ糖をエネルギーとして使ったり、使い切れなかった分は脂肪にして蓄えたりと血糖値を下げる働きをします。
1食抜く生活を繰り返してしまうと、食事が入ってこないという危険を察知して、防衛本能として太るように働くそうです。
食事の回数を減らすと働く防衛本能とは、1食抜くと次の食事でインスリンが大量分泌されやすくなります。

“参照 金スマより”
そしてブドウ糖を使うよりも、脂肪として蓄える働きの方が活発になってしまうそうです。
その結果、太るのだそうです。
特に抜いてはいけない食事が朝食だそうです。
それを裏付けるドイツでの研究結果が、健常な人17人を、朝食を抜いた場合と夕食を抜いた場合の血糖値を比較したそうです。
その結果、朝食を抜いた方が夕食を抜いた方よりも、血糖値が46%も高かったそうです。
つまり、それは太りやすい体質になっているという事なんだそうです。
肥満を防ぐ為には3色きっちり食べる事が大事なんだそうです。
5位 頭を働かせる為に甘いものを摂るのは逆効果!
1度にたくさんの糖質を摂ると低血糖という状態になり、眠くなり、集中力が低下してだるくなるなどの症状がでるそうです。
糖分が高いものを摂るのに、低血糖になるとはどういう事なのでしょう。
糖分が高すぎる物を食べると血管の中の糖分 血糖値が急上昇します。
この急上昇がよくないそうです。
一気に上がりすぎた血糖値を下げる為にインスリンが大量分泌され、インスリンが働きすぎて血糖値を基準よりも下げ過ぎてしまう事があるそうです。
これを反応性低血糖と呼ぶそうです。
こうして血管の中は一時的に糖が足りない状態になり、栄養であるブドウ糖が行き渡らず脳の活動がにぶるそうです。
それによって、だるくなったり眠くなったりするそうです。
甘いものを食べる時は量を減らしたり、ゆっくり食べ、糖質が少ないカカオ70%のチョコレートがお勧めなんだそうです。
1度に摂っても眠くならない糖質量は、牧田先生によると、1度に10g以下だそうです。
カカオ70%のチョコレートだと4粒までにした方が良いそうです。
でも甘い物が食べたい時ってそれだけじゃ物足りないですよね(^_^;)
それが太る原因なんですかね(-.-;)
4位 太らないようツナ缶の油を捨てるのはもったいない!ツナ缶の油は栄養の宝庫!肉や油では太らない!
私もツナ缶の油は捨ててましたね。
でもそれは、とても勿体無い事だそうです。
ツナ缶の油にはEPAやDHAという血液をサラサラにしてくれ、動脈硬化や心疾患を抑える成分が豊富に含まれているそうです。
ツナ缶の油は太りそうというイメージですが、牧田先生曰く、たっぷりの油で調理した肉や魚で太る事はないのだそうです。
カロリーと肥満は関係ないそうです。
太る原因は唯一『糖質≒炭水化物』なんだそうです。
確かに炭水化物は太るって言うのは、だいたいの人は思ってますよね。
でも油も太るっていうイメージの人が多いですよね。
私もそう思っていました。
中居さんも牧田先生に『油みたいなのは太る要素は全くないって考えていいですか?』って聞いていましたが、牧田先生は『いいです。』と答えていました。牧田先生が言うには、『人はカロリー・油・脂肪では太らない!
糖質による血糖値の急上昇だけ』なんだそうです。
共演者の皆さんもこれには驚いていました。
かつてはカロリーが高いもの、油等が太ると言われていました。
医学的に脂肪をたくさん摂った方と糖質をたくさん摂った方、どちらが太るかという研究の結果、糖質を摂った方が確実に太り、油・脂肪を摂った方は太らないという結果が報告されているそうです。
食事をした時点から血糖値が標準値内(80〜140)の範囲でゆっくりと上がり、ゆっくりと下がる場合は糖を脂肪に変えるよりも使う度合いが多いそうです。

“参照 金スマより”
血糖値が急に上昇した場合は、この状態は体に悪いので急降下させる働きが起き、エネルギー消費では間に合わないので主に脂肪に変えて血糖値を下げるそうです。

“参照 金スマより”
人はこのメカニズムのみで太るのだそうです。
つまり血糖値の急上昇さえ起こさなければ太らないそうです。
糖質は少なめにゆっくり食べるのが良いそうです。
牧田先生は糖尿病専門医で20万人以上の患者さんを診てきて、約14万人が肥満だったそうです。
牧田先生の言う油・脂肪の制限なしで食生活を改善したら、およそ10万人の方が痩せたそうです。
食事後の運動等は血糖値の上昇を抑えるそうです。
ちなみに筑前煮等の根菜類は糖質が多いので太りやすく、ドライフルーツもとても糖質が多く脂肪になり、ニキビの原因にもなるそうです。
4位 健康長寿の秘訣は肉!
従来『肉の脂肪はコレステロール値を上げ、脳卒中、心筋梗塞の確率を上げる』と言われてきましたが、実は真逆なんだそうです。
2013年に発表された筑波大学による研究では、11年間かけ8万人に食生活と病気について追跡調査をした結果、肉の脂肪を食べるほど、脳出血と脳梗塞の発症率は少なくなるそうです。
また、カナダのマックスター大学が5大陸18カ国で13万人を約7年半追跡した統計データでは、”脂肪には3つの種類があるが、どんな脂肪でも摂る量が増えるほど死亡率が低下する”のだそうです。
3位 濃い色の卵は栄養価が高いは誤解
鶏の卵は黄身の色が濃いオレンジ色に近い物の方が値段も高い傾向にあり、栄養価も高いと思っている人が多いそうですが、卵の黄身の色の濃さは、鶏の食べる餌によって変わるそうです。
殻の色が赤かったり、黄身を箸で掴めたりする卵もありますが、栄養価とは全く関係ないそうです。
白い殻の卵は白い羽の鶏から生まれ、赤い殻の卵は赤い羽の鶏から産まれるのだそうです。
卵の黄身が箸で掴めるのは硬いからであり、新鮮かどうかの判断にはなるが栄養価が高いわけではないそうです。
栄養価の高い卵を選びたい時は、パッケージに記載されている成分表等を見ると良いそうです。
私はあまり考えた事はなかったですけど、同じ値段で白と赤の殻の卵があったら、なんとなく赤い殻の方が美味しくて栄養ありそうと思って選んでました。
でも全く関係なかったんですね。
2位 美味しく食べるため、カレーを一日寝かせるのは要注意
カレーの鍋の中はウェルシュ菌が繁殖しやすい環境なので、1日寝かせるには注意が必要なんだそうです。
ウェルシュ菌は土や人、牛や鶏の中等どこにでもいる常在菌で、カレーをグツグツ煮込む時にウェルシュ菌も死滅するのですが、加熱された事によって中に芽をつくる事があるそうです。
その芽は100度で4時間加熱しても死滅しないそうです。
火を止めた後、温度が下がったらウェルシュ菌が大好きな環境になるそうです。
繁殖に最適な45度になった時、10分で菌の数が2倍になるので一晩寝かせた8時間だと計算上は281兆倍に菌が大増殖してしまうそうです。
ウェルシュ菌は空気に弱いので、カレーを作ったら早めに空気に触れるように容器に入れ、冷蔵庫や冷凍庫に入れるのがお勧めなんだそうです。
ウェルシュ菌は10度以下で発育が止まるそうです。
また温めて食べる時は、なるべく底の方から上へと混ぜ、空気によく触れさせると良いそうです。
1日置きっ放しって冬の時期ならしちゃいますよね(^_^;)
今の時期は、食中毒怖いですし傷みやすいので冷蔵庫に入れますが、底から上に混ぜて空気に触れさせた方が良いんですね。
これから気をつけます。
1位 スタミナをつけるためにニンニクだけでは効果なし!
ニンニクは滋養強壮、疲労回復に効くと言われてきましたよね。
独特の匂いをもつ成分アリシンがパワーの源と言われてきたのですが、アリシンだけでは何の効果もないのだそうです。
アリシンはビタミンB1と一緒にとって初めて疲労回復が期待できるのだそうです。
よく即効性があると言われるニンニク注射は、成分はビタミンB1でニンニクのような匂いがする事からニンニク注射と名付けられたのだそうです。
ビタミンB1が豊富な食材の代表は豚肉なので、一緒に摂る事がお勧めだそうです。
私の主人も疲れた時とか体力が落ちたときとかはニンニクを食べてましたけど、それだけだったら意味なかったんですね。
まとめ
肉や油では太らないんですね〜( ゚д゚)
カロリーは関係ないっていうのは納得です。
そして糖質が太るというのも納得です!
確かに焼肉とお寿司だったら、確実にお寿司を食べた方が体重が増えているんですよね。
牛タンやハンバーグを食べた時は、だいたい体重が減ってるんですよ!!
牧田先生が言うには”これさえやっておけばいい!”という食べ方はないそうです。
確かにバランスが大事ですよね。